酔ken
今回の旅も当たり前に京都への片道6時間のバスは行きも帰りも乗り物酔いで苦しんだ
久しぶりに吐くとき特有の変な唾が出てきたり胃もたれのような気分でどん底を味わった
この乗り物酔いは小さい頃からで車に2時間以上乗ると必ず吐いている少年だった
だから学校の遠足や修学旅行などは最悪だった
普通の人は仲のいい友達や好きな娘の隣の席に座りたいと願うと思うが俺はその逆で友達やましてや好きな娘からはなるべく離れて
どうやって静かに皆にバレずにゲロを吐く事ができるかしか頭になかった
でも結局クラスの思いやりのない奴が『みんな〜あいつ吐いてるぜ〜!』となって皆にバレてしまう
その結果、今まで積み上げてきた何かが崩壊されゴキブリが出てきたかのような扱いになってしまう
でもそれはまだましで吐いている時に好きな娘から『大丈夫?』と同情され背中をさすられたり優しく心配される事のほうがなぜか辛かった
あの頃から子供は残酷で早く大人になりたいと思っていた
しかし大人になってみて大人は大人でもっと巧妙で陰湿で残酷だと思い絶望するのだが…
だから乗り物酔いだという子供を見るとなんか親近感が湧く
今日の格言
『Liveではゲロを吐くように歌っています』