スカトロ・デストロイ・ツアー・ファイナルを終えて(後編)
ツアーファイナル10時間ぶっ通しLiveを終え2日がたったがまだ次なる野望が見つからずからっぽの空洞状態です
GALAXY ROVERSは演奏する場所や環境や人間を選ばずになんでも受け入れ転がって活動している
その箱の雰囲気やイベントのコンセプトや当日の対バンやお客さんになんとなく合わせた演奏を心がけてセットリストや演奏のしかたを変えている
それが凄い楽しい。新しい箱や街に突入して全身で新鮮な空気感を感じることも好きで、だから色々な場所でやっている
そんな音楽活動をしているので当たり前だが色々なジャンルのミュージシャンに出会える。それが凄い面白いし勉強にもなるし刺激にもなる
今回のツアーファイナルの出演者はまさにそんな俺達の転がってきた足跡が随所に出たラインナップになったんだとイベントの最中にしみじみと思ってしまった
前進しているのか後退しているのかどこをを走っているのか真っ暗な中をただガムシャラに転がってきた
そんな俺達の必死な姿はスマートさは皆無で非効率的で滑稽でブザマでカッコ悪く映っていたと思う
正直、自分でもなにが正しくてなにが間違ってるのかなんてわからず恐怖や不安で頭がいっぱいで突っ走ってきた
しかし出演してくれたミュージシャンの演奏やイベントを盛り上げようと楽しんでる姿を見ていて俺達の進んできた道はこれで良かったんだと思ったし、やってきたことに対して誇りを持てた
それに気づかせてくれてありがとうという気持ちが湧き上がってきてラストの演奏はツアーで培ってきた全てを音に乗せて排泄せねば!という決心に火がついた
ツアーファイナル。10時間ぶっ通しLive。ステージに上がって演奏の準備をしているとき『もう終わってしまうのか』と淋しい気持ちになってしまった。
一曲目の音を出してからラストの音を出し終えるまでは電光石火にあっという間に流れてしまった。それだけ無心に全力で全ての思いを排泄しきった
ラストの曲が終わりアンコールの声が届いた瞬間。今までツアーで行った場所や出会った人がフラッシュバックしてなんとも言えない感慨深い気持ちになってしまった
俺はステージ上で笑顔になることや観ている人の眼や表情を見ることが苦手なはずなのにアンコールの曲を演奏しているときは何故か恥ずかしげもなく満面の笑みで皆の顔を何度も確認してはまた満面の笑みの繰り返しのループ状態になってしまっていた
たぶんどこかの感情のスイッチが感謝という病でバカになってしまったんだと思う
すべて演りきった
すべて出しきった
すべて逝ききった
人間そうなると『ありがとう』という言葉しか出ないんだと思った
たぶん死ぬ直前もこんな感じになるのかな?なんて思った
Liveが終わり俺はヘトヘトになりながらすぐに1人で外に出た。
八王子のジメジメした濁った夜空を見ていて人間の妬み、嫉み、僻み、奢り、見栄、傲慢、承認、自尊、利害、欲求、偏見、などのくだらない感情はマジでどうでもいいと思えた
もっとシンプルに生きていこうと思った
そう思わせてくれた皆さんマジでありがとうございました!!
ツアーを回ってきて『演奏や貫禄やパフォーマンスが劇的に変わった』と沢山の人に言ってもらえた。それだけ成長できた激しいツアーになったんだと思う
ツアーファイナルで10時間ぶっ通しLiveというバカで無謀なことを実行して本当に良かったと思った
そんなバカな行為にお付き合いくれた皆さんありがとうございました!
今回のツアーでGALAXY ROVERSとかかわってくれたお店とミュージシャンとお客さんの皆さんありがとうございました!!
そして今後もやりたいよにブザマに転がり続けていくのでどうぞGALAXY ROVERSをよろしくお願いします!!!
それでは皆さんまた会いましょう!楽しかったよ!
メルシー!オブリガード!グラシアス!!
チャオ!!!!
P.S 下品なツアータイトルで数ヶ月間、大変ご迷惑をかけてしまいました。ごめんなさい。