風来坊主

自由気ままに綴ります

自由と尊厳の旅 (其の二)

旅の2日目

‪車で山道を登っては走って下っては走ってを繰り返し山奥のとある集落へ‬

世界遺産にもなっているかやぶき屋根の古民家が2日目の宿泊宿でした‬

‪この旅のメインはここに泊まることでした‬

‪テレビ&エアコン&コンビニなどはもちろんなく‬

‪あるのは空と山だけ‬

‪目の前に望んでいた現代のテクノロジーがない光景が広がっていたのでワクワクした‬

‪ホテルとは比べてしまってはいけないがキレイとは言い難い宿泊宿で部屋に入ると暑いし虫がそこら中に飛んでいるしで‬

‪ここで1泊するのかと現実を突きつけられた‬

‪もちろんそれらは想定内でそれを求め体験する為の旅でもあったので嫌ではなかった‬

‪夕食は囲炉裏を囲んで炭で焼いた魚の塩焼きや山菜や天ぷらや刺身などが出た‬

‪雰囲気も込みでどれも美味しかった‬

‪実は夕食はここに泊まる宿泊客のみんなで囲炉裏を囲んで食べた‬

‪40代くらいの男性1人と‬

‪同い年くらいのイタリア人カップル‬

‪と一緒にご飯を食べた‬

‪自分を含めてみんなビックリするほどの人見知りで全員が黙ってもくもくと箸を動かした‬

‪俺は人見知りが集まったときに出る独特の空気感が堪らなく好きである‬

‪あの牽制し合う気まずい空気が心地良くとても好きである

‪すると痺れを切らしたのか気を利かせてくれのかイタリア人カップルの女性の方が話しかけてくれた‬

‪英語だったので片言でのコミュニケーションだったがそのラリーがまた堪らなく素敵な空間だった‬

‪イタリアのフィレンツェから3週間の夏休み休暇で日本中を回って旅行をしてるらしい‬

‪ヨーロッパでの夏休み期間はそれぐらいが当たり前にみたいだ‬

外国人が日本のこんな場所に来るなんて素晴らしく素敵なことだと思えた

‪楽しく生きる為に働いている外国人と‬

‪忙しく働く為に生きている日本人‬

‪いったい日本の社会はどうなってるんだろうと思ってしまった‬

‪社会の奴隷になって休みなく働いているのが偉い大人という風潮の日本国家は心からくだらなくて馬鹿馬鹿しく思える。‬

それらの‪人間を無責任で思考停止のダサい生き方だなって思ってしまう

‪ちなみに囲炉裏を囲んでいた40代男性の宿泊客も3週間の休みをとって色々と各地を転々としていると言っていた。

人見知りの人間のほうが大胆に行動できる印象があります

‪その男性は翌日の朝食をすぐに食べ終え『チャオ!』と捨て台詞を吐いて次なる目的地へ去っていきました‬

‪またその『チャオ!』の言い方が人見知りの人間が勇気を振り絞って発している感がにじみ出ていて心を打たれてしまった‬

‪ちなみにその時に俺も『チャオ』と返したがおそらくその男性の耳には届いていない声量だったと思う。それも込みで自分が情けなく思えた‬

‪夜中にメインイベントでもある『星』を眺めに外に出た‬。出た瞬間。空を見上げ。

‪言葉にならなかった‬

‪満天の星空‬

‪言葉にならなかった‬

‪極端な話だが隙間がないぐらい夜空は星星星星で埋め尽くされていた

‪月並みですがものすごい綺麗でした‬

‪時間を忘れてずっと空を見上げてました‬

‪流れ星も見られました‬

‪東京を離れ現実を忘れて新しい場所への旅は最高でした‬

‪いらないモノと大切なモノがまた少しはっきりとしてきました‬

自分は自分らしく楽しく転がっていこうと思います

ではまたね!チャオ!!