風来坊主

自由気ままに綴ります

第三回公演 血みどろデスマッチ『BADGE』

 

『一遊一予』いちゆういちよ‬

 

天子の一つの遊び、一つの楽しみ。王者の遊行。遊び楽しむこと。「一」はあるときはの意味。「遊」と「予」はともに遊び楽しむという意味。‬

 

 

『BADGE』‬

 

 

音を鳴らして音を楽しみ音で遊ぶ。‬

 

 

これができるようになるには気が遠くなる程の経験と努力を積み重ねなけけばできない行為だと思います‬

 

 

技術と経験がある人達が遊びだしたらもう最強です!‬

 

紹介動画です

https://youtu.be/3SE1tyeOGng

 

 

11月24日福生チキンシャックで待ってます

 

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生きてるだけで、愛。

社会不適合者って狂っていますか?

社会適合者は本当にまともですか?

 

 

今回のブックレポートは本谷有希子さんの

 

『生きてるだけで、愛』です

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あらすじ

 

生きてるだけで、ほんと疲れる。鬱が招く過眠症のせいで引きこもり状態の寧子と、出版社でゴシップ記事の執筆に明け暮れながら寧子との同棲を続けている津奈木。そこへ津奈木の元カノが現れたことから、寧子は外の世界と関わらざるを得なくなり、二人の関係にも変化が訪れるが……。

 

 

初めて本谷有希子さんの小説を読みましたが「言葉」に力を感じる作家さんでした

 

頑張っても頑張ってもどうしても社会に適合できない人間の葛藤をスリリングに表現していて

読んでいてドキドキ&ハラハラ&ヒリヒリ&シクシクとしてしまいました

 

 

ルールの中で生きることは疲れます

うんざりしてそこからはみ出た人間は批判を浴びます

 はみ出て別の場に行っても

やはりまたその別のルールの中で生き続けなければなりません

 このスパイラル。

 

疲れてしまいます

 

 

この小説にはたくさんの共感を感じてしまいました

 

 

うつ病の主人公がバイトをする。

そこで従業員のみんなが家族のように暖かく向かい入れてくれニックネームまで付けて呼んで向かい入れてくれる

主人公はこのアットホームな感じが嬉しいんだけど

何故かどうしても我慢できずに怒りをブチまけ便器をぶっ壊し店を出て全力疾走で服を一枚一枚脱ぎ捨てながら街を走るという描写がありました

 

 

これ凄いわかるなって思って読んでしまった

 

音楽活動でいうとLive終わりにその日の対バンのみんなは暖かく

「よかったです」「またやりましょう」

と優しく喋りかけてくれ、すごい良い人たちと談笑しているのに

何故か全員ブッ飛ばして店も爆破して早く家に帰りたくなってしまう衝動が時々あります(笑)

 

「うわああああああああ!!!!!」

 

って衝動に駆られてしまいます

 

もちろんそんな事はしたことはないですが狂気的な不思議な感覚が沸き上がってしまいます

 

あれはなんなんでしょうね。

意味わからないですよね?

確実に自分の頭が狂ってるんでしょう

 

 

 本谷有希子さんの文章は鋭くグサって刺さる言葉ばかりで大好きになってしまいました

 

社会に順応できない主人公の1番好きだった言葉を106ページより抜粋しました

 

『ねぇ、どうしよう。駄目だよあたし。頭おかしいよ。頭おかしいのってなおるのかなあ。』

『あんたが別れたかったら別れてもいいけど、あたしはさ、あたしとはわかれられないんだよね一生。いいな津奈木。あたしと別れてられて、いいなあ』

 

ふるえるとても素晴らしい一文でした。

 

 

この小説は現在映画館で上映されています

 

もちろん観にいきました

 

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映画にチカラがあったんだと思いますが余韻が収まらず もう一回観に行ってしまいました

 

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映画にチカラがあったんだと思いますが余韻が収まらず もう一回小説を読んでしまいました

 

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こんな良い作品が少ない公開規模だったり

週間映画ランキングにもランキングされてないなんて悔しいです

日本人の感性はどうなってんだよバカヤローって感じです

 

 

音楽業界でもありますが

 

なんでこんなクソみたいな音楽なのにお客さんが沢山付いてるの?

なんでこんな素晴らしい音楽なのにお客さんがいないの?

 

といった哀しさを感じてしまいます

 

もどかしいですが受け手の受信する能力の問題と

その低能をわかっていて作る作り手の不誠実さの負のスパイラルが

この怪奇現象を巻き起こしているんでしょうね

 

 

才能のある人のところに人気とお金が集まってほしいものです

 

 

民主主義はバカの価値観が反映されがちです

 

 

バカの多い民主主義は悪で

 

 

 故に世の中はあたりまえに狂っている

 

 

本も映画も素晴らしかったので頭が狂いそうな人にオススメです

 

 

それではまた。チャオ!!

第三回公演 血みどろデスマッチ『Standard Monday』

 

『晴雲秋月』せいうんしゅうげつ‬

 

心に汚れがなく、澄みとおっているたとえ。▽「晴雲」は、晴れた空に浮かぶ白雲のこと。「秋月」は、秋の澄んだ空にかかる月の意。‬

 

 

 

『Standard Monday』‬

 

 

空に浮かぶ陽や雲や星や月のように自然体でキラキラとした印象のバンドです‬

 

 

キラキラとした綺麗な声やメロディに斬れ味の鋭いトゲトゲとしたサウンドが混ざって面白いなって思います‬

 

 

3人とも良い意味でバンドマンらしくない大人しくて朗らかな人達です

 

 

 

でも心の中ではメラメラとした熱を持っているところが好きです‬

 

 

 

紹介動画です‬https://youtu.be/goeBjZz3zTE

 

 

当日は秋冬仕様のセットリストで挑んでくれるみたいなので

生でこのサウンドを浴びてちゃおしてほしいです

 

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第三回公演 血みどろデスマッチ『Warter』

 

【勇猛果敢】ゆうもうかかん‬

 

勇ましく強いさま、強い決断力をもって物事に取り組み推進するさまなどを意味する表現。「勇壮果敢」と言う場合もある。「勇猛」は強く勇ましい、「果敢」は強く決断力・実行力のあるさまなどを意味する表現。‬

 

『Warter』

 

 

パワフルで男らしく自分達の音楽突き詰めて表現している印象のバンドです‬

 

イントロらかAメロまで何秒。

Bメロがあってサビへというお決まりの約4分の音楽。‬

 

という常識に囚われない一曲40分以上ある曲や紆余曲折したサウンドなど音楽の表現って自由でいいんだと思わせてくれるカッコいいバンドです

 

紹介動画https://youtu.be/xPZ1SEjyNTk

 

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第三回公演 血みどろデスマッチ『Moksas』

 

万里一空ばんりいっくう‬

 

世界のすべては同じ一つの空の下にある意。どこまで行っても同じ世界だと冷静に物事を捉える精神的境地を示す。転じて、どこまでも同じ一つの目標を見据え、たゆまず努力を続けるという心構えのこと。‬

 

『Moksas』宮本武蔵のような技術というものを徹底的に追求している印象のバンドです‬

 

笑ってしまう程のテクニックです。‬

 

上手いです。

 

 

今まで何百人ものギターを弾く人と対バンしてきましたが圧倒的にズバ抜けています。‬

 

理想の音を求めてエフェクターを自分で作ってしまうぶっ飛んだミュージシャンです‬

 

 

 

‪ぜひ11月24日。福生チキンシャックまで生でこの人達の演奏を聴きにきてほしいです

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第三回公演 血みどろデスマッチ『NO.9』

 

【変幻自在】へんげんじざい

 

※現れたり消えたり変化したりが、自由自在であるさま。思いのままに変化するさま。また、変わり身が早いさまにも用いる。▽「変幻」は幻のように素早く現れたり消えたりすること。‬

 

 

『NO.9』はこの言葉がバッチリと当てはまる音楽ユニットです‬

 

あまり聴くことのできない唯一無二の突き刺すようなサウンドを放っています‬

 

 

ユニットですがもはやバンドです。

 

 

むしろバンドよりもバンドです。

 

第三回公演『血みどろデスマッチ』‬

 

‪18:00〜のトップバッターなので是非とも開演から聴きに来てほしいです

『NO.9』紹介動画です https://youtu.be/r7m_dRJWoqs

 

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脱力技術

力を抜くって高度な技術です

 熱量を込めて力を抜くといういうのは超高度な技術です

 

頭ではわかっていても力を抜くのは困難でどうしても力が入って演奏してしまうものです

 

 

昨日2018年11月14日は新宿アンチノックでLIVEでした

 

 

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ほぼ週末にしかLIVEをしない我々にとって平日LIVEはヘビーなスケジュールでの参戦でした

 

リョウは仕事で20:00頃の到着になるとの事だったので俺は1人オープン少し前に入ることができた

入ってすぐにお店のスタッフやその日の対バンの皆さんに挨拶に回った

 

この挨拶という行為でその日の対バンの人柄がなんとなくだけど把握できる

その空気感でセットリストを決めることもある

 

ほとんどないが『GALAXY ROVERSです。今日はよろしくお願いします』というと『無視』というオカルト的な現象が起こることがある

昨日はそれがあった

 

あの『無視』という行為を目の当たりにすると怒りや悲しみを通り越して笑ってしまいそうになる。たぶん実際に俺は少し笑っていたと思う

 

偏見もありますが無視をする人はたいがいビジュアル系バンドに憧れたビジュアル系崩れの服装をして、室内なのにとんぼみたいに大きなサングラスをしている人に多い印象です。

 

あれってなんなんでしょうね?

 

『挨拶をしない俺ってイケてるだろ?』的な

 

『挨拶なんてカッコ悪いことできっかよ』的な

 

『挨拶なんて媚びた概念は俺の世界(ワールド)には存在しないぜ!』的な感じなんですかね?

 

楽屋の機材の置き方でこの機材の置き方は絶対にアイツのだ!という予想は見事に的中しました

もちろんそんな人間の演奏も酷かったです

 逆に楽しかったですけどね

 

仕事帰りのリョウを見て体調が絶不調だと気付く

風邪が治ってなかったみたいで顔がびっくりするぐらいグニャグニャしてました笑

 

俺も疲労困憊だったので気合を楽屋に置いてきて普段の感じでステージに上がった

 

 

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この日の演奏はスタジオで練習している感じの演奏だなと思いながらの30分でした

 不完全燃焼でステージをおりました

 

 

この日はクロアチアからのバンドのツアーLIVEのイベントでした

 

文化の違いなのか3人が鳴らす出音が日本人とは別次元でした

 

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女性ギターボーカルは超情熱的でパンクスピリットを感じて好感が持てました。

30分間で自分たちの音楽を聴かせて魅せて金をとっているんだというプロフェッショナルさを感じた

学べたし良いものを見たなって気分でした

 帰りも優しく笑顔で握手をして別れました

 

ちなみにあのビジュアル系崩れにも「お疲れ様です」と挨拶をしましたが、やはり見て見ぬふりの無視でした

やはり笑ってしまいました

 

 

この日の演奏の音源をお店の人に録音してもらったので帰りの車の中でグニャグニャグニャの顔になったリョウと聴きながら帰りました

2人とも今日はダメだったと思いながら音源を再生したら今年1.2を争うぐらいの良い出来の演奏でびっくり笑ってしまいました

 

たぶん良い感じに力が抜けていたんだと思います

 

音楽って奥が深いなと思いました

 

日々精進ですね

 

それではまた!チャオ!!

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