脱力技術
力を抜くって高度な技術です
熱量を込めて力を抜くといういうのは超高度な技術です
頭ではわかっていても力を抜くのは困難でどうしても力が入って演奏してしまうものです
昨日2018年11月14日は新宿アンチノックでLIVEでした
ほぼ週末にしかLIVEをしない我々にとって平日LIVEはヘビーなスケジュールでの参戦でした
リョウは仕事で20:00頃の到着になるとの事だったので俺は1人オープン少し前に入ることができた
入ってすぐにお店のスタッフやその日の対バンの皆さんに挨拶に回った
この挨拶という行為でその日の対バンの人柄がなんとなくだけど把握できる
その空気感でセットリストを決めることもある
ほとんどないが『GALAXY ROVERSです。今日はよろしくお願いします』というと『無視』というオカルト的な現象が起こることがある
昨日はそれがあった
あの『無視』という行為を目の当たりにすると怒りや悲しみを通り越して笑ってしまいそうになる。たぶん実際に俺は少し笑っていたと思う
偏見もありますが無視をする人はたいがいビジュアル系バンドに憧れたビジュアル系崩れの服装をして、室内なのにとんぼみたいに大きなサングラスをしている人に多い印象です。
あれってなんなんでしょうね?
『挨拶をしない俺ってイケてるだろ?』的な
『挨拶なんてカッコ悪いことできっかよ』的な
『挨拶なんて媚びた概念は俺の世界(ワールド)には存在しないぜ!』的な感じなんですかね?
楽屋の機材の置き方でこの機材の置き方は絶対にアイツのだ!という予想は見事に的中しました
もちろんそんな人間の演奏も酷かったです
逆に楽しかったですけどね
仕事帰りのリョウを見て体調が絶不調だと気付く
風邪が治ってなかったみたいで顔がびっくりするぐらいグニャグニャしてました笑
俺も疲労困憊だったので気合を楽屋に置いてきて普段の感じでステージに上がった
この日の演奏はスタジオで練習している感じの演奏だなと思いながらの30分でした
不完全燃焼でステージをおりました
この日はクロアチアからのバンドのツアーLIVEのイベントでした
文化の違いなのか3人が鳴らす出音が日本人とは別次元でした
女性ギターボーカルは超情熱的でパンクスピリットを感じて好感が持てました。
30分間で自分たちの音楽を聴かせて魅せて金をとっているんだというプロフェッショナルさを感じた
学べたし良いものを見たなって気分でした
帰りも優しく笑顔で握手をして別れました
ちなみにあのビジュアル系崩れにも「お疲れ様です」と挨拶をしましたが、やはり見て見ぬふりの無視でした
やはり笑ってしまいました
この日の演奏の音源をお店の人に録音してもらったので帰りの車の中でグニャグニャグニャの顔になったリョウと聴きながら帰りました
2人とも今日はダメだったと思いながら音源を再生したら今年1.2を争うぐらいの良い出来の演奏でびっくり笑ってしまいました
たぶん良い感じに力が抜けていたんだと思います
音楽って奥が深いなと思いました
日々精進ですね
それではまた!チャオ!!